プレコン当日の演奏動画を聴いて、改善に繋げよう、と思ったのですが。
会場に同行してくれたシュフに、スマホで録画してくれるようお願いしていて、実際撮ってくれたのです。が…。
「録画、撮れているか確認して」
というので、撮った動画を私のスマホに転送してから自分のスマホで見ようと思い、シュフのスマホを借りて手に取って、転送しようとしたところ。
動画の録画時間が21分以上になっていました。確か、最初に動画の一覧画面を見た時には5分弱だったのですが…。
試しに私の演奏シーンを聴いてみると、めちゃくちゃスロー。そして、深海の底のような音。それも微かな音。音量を最大にしてもソナー音みたいな、とても音楽を奏でているとは思えないような音でした。
会場に聴きに来ていたYouTuberのkayoさんが、
「編集アプリに取り込んで、早送りしたら聞けるかも。」
と、教えて下さり、その通りにしたのですが…。
先日UPした動画には「演奏動画は残せなかった」
という主旨のことを言ったのですが。
ホントのことを言います。
通常の速さの動画自体には戻せました。しかし、映像は戻せましたが、演奏の音は…。
通常の映像として、音声を聞くだけならば、十分耐えられるものになっていました。が、音楽の演奏を検証するというレベルに達しているか、と問われると、とてもお聞かせできるレベルの代物ではありませんでした。音がスカスカで響きは実際の演奏と思われたらとても恥ずかしく感じる程の響き。当日の演奏の拙さを差っ引いたとしても、赤面するような音でした。これを「私の当日の演奏動画」として出すのは、あまりにも私が可哀想過ぎる…。
と、いう訳で、
「演奏動画は残せなかった」
という顛末にしました。実際、当日そのままの演奏は残せなかったので、嘘ではありません。と思います😓
一応、手元に残った残滓のような演奏動画を後学の為に聴きました。何回も。
あんなスカスカの音源でも分かったこと。
演奏が雑だ…
次の音に移る時の指運びとか、音を出す時の瞬間音とか、コンマ何ミリ秒の世界の話かも知れませんが、その指先の細部にまで拘らないから、何となく私の演奏には雑味が出てしまう、と感じました。
本番で緊張して身体が固くなっていたとしても、普段から意識して練習していれば、修正できたかも知れないのに。
もっと、ミクロの世界で音楽を「音」を作り込んでいかなければならない、ということを、本番を経て初めて実感…いや、痛感しました。遅いですけれどね。いや、感じないよりは進歩ではあるのですが、もっと早く痛感するべきでした。
そんな思考に至った時、「まいどる」こと浪川舞さんの練習動画ライブを観ました。
練習の合間に雑談や質問の回答をして下さっていたのですが、聞くとまいどるさんは、通し練習は殆どなさらないとのこと。1小節2小節単位を30分、1時間と延々と練習していらっしゃるそうです。そして、その実演もなさっていました。まあ、ライブの中でガチ練習をしていたので、実演というのとはちょっと違うかもしれませんが。1小節1小節を丁寧に仕上げていき、最後に曲として完成させるようです。つまり、以前の私が記事で書いたところで言う「切り絵」方式です。
catsinwonderland.hatenablog.com
ライブの中で、まいどるさんは、ただ単に1小節を繰り返して弾くだけでなく、片手で弾いたり声部を取り出して練習をしたり、と工夫を凝らして練習していました。
お師匠から強く切り絵方式を勧められてはいるのですが、私は、曲によってはそもそも声部の違いが朧げにしか分からない、というお粗末さです。なので、部分練習と言っても、私が切り絵方式で練習をすると、「素振り100回!」「兎跳び50周!」などという昔ながらの理屈抜きで繰り返す、ガムシャラなスポ根漫画風になってしまうのです。そのため塗り絵方式で、通して弾く曲練習がぼちぼち指に馴染んできたあたりで、違和感を感じるところを部分練習する、というやり方をやってきたのですが。。。私の練習方法では、自分が気になるところは練習しても、ツルツルと流れてしまうところ、でも本当は気にしないといけない部分は気付かず流していってしまうのですよね。
1音1音を意識して練習するのであれば、やはり切り絵方式が望ましいのでしょうか。小節単位で練習して、しっかり色が付いたところで次の小節に移る、という…。
試験勉強は、合格最低点を1点でも上回れば合格です。100点満点を目指す必要がありません。いや、逆に100点を目指すのは効率が悪すぎます。100点を目指す位なら、とっとと違う試験を目指した方が資格も増えて世界も広がると思います。100点を目指すのは、学校の定期テスト対策で十分です。(学校で100点を連発するような優等生でも、受験に合格、就職で内定、に結びつくかと聞かれると、必ずしもそうでもないのですけれど。)
が、ピアノが目指すべきは、「自分が出来る最高の演奏」なのですよ。つまりは、100点を目標に練習すべきなのだと思います。それを目指した上での、競い合いなのですよ。コンクールの場合は。いや、コンクールにチャレンジしなくとも、ただフワッと最初から最後まで弾けました、というヒトの演奏よりも、突き詰めて突き詰めて突き詰めて…今自分が弾ける最大限の力を振り絞るヒトの演奏の方が、圧倒的にヒトの心を打つのだと思います。
結局、その突き詰め尽くす為の緻密さが、1番私に足りなかったものなのかなぁ、と猛省しています。練習時間が足りないのはさて置いて。あ、あと「ま、いっか」と、すぐ自分を許してしまう弱い甘えた心も、ですが…
いくら少ないとはいえ、総練習時間は積み重ねて来ているのだから、数年前よりは流石に上達してると思います。これに、1音1音に拘る緻密さを習得すれば、もっと素敵な演奏が出来る!
…と、自分を叱咤していきます。

[三女ちょこ 抱っこ嫌いな彼女が、珍しく…いや、初めて膝の上に乗ってくれた時のショットです。諦めずに気長に続けていけば、いつか私のピアノにも奇跡が起きる!…かも知れません。目下の目標は、「大人ピアノだけれど中級レベル突破!」です(苦笑)]
因みに。
あんな雑な仕上がりで演奏したにもかかわらず、箸にも棒にも掛からなかったことに一丁前に激凹みして、最近まで受賞者の方々の素晴らしい演奏(YouTubeでの動画)を聴くことが出来なかった、というのは、ここだけの話です。ニンゲンが小さいのが、バレバレですね(苦笑)