本番に滅法弱いワタシです。
ピアノの舞台で失敗せずに済んだことは一度たりともありません。
プロですら、トチりカスりはあるから。
とタカを括っていましたが、そんな問題ではない、ということを昨日痛い程実感しました。
お師匠もシュフも、本番に強くなるには数をこなすしかない、と言います。
「数」とは、この場合は「場数」のこと。つまり、本番もしくは本番類似の経験を沢山こなしなさい、ということです。
確かに、ピアノの本番及びその類似経験は、子どもの頃を含めてもせいぜい14〜5回?程度。これを多いと見るか否かはさて置き。元々人前で何かをするのは大の苦手です。なので、10数回程度では、私にとっては「十分に経験を積んだ」と言える場数ではないでしょう。
昨日の試験官の方は、「暗譜する位でないとね」という主旨のことを仰っていました。が、自宅では暗譜で弾けていたのです、実は。でも、本番では頭が真っ白になります。そうならなくとも、コンディションによって弾けたり弾けなかったりします。なので、本番では暗譜は無理、と割り切っていたのです。
そして、暗譜より何より。
本番では、身体のコントロールが利かなくなります。
昨日も、練習中に1度もやらかしたことのないトチりをやらかしました。え〜⁈と自分でも思うようなトチりです。バッハは、最後の音を1オクターブ下げて弾いてしまいました。あり得ない話です。
こんな状態を、場数を踏んだだけで克服できるのでしょうか。甚だ疑わしいです。
かといって、質?
質の向上は、どうすればよろしいのでしょうか。そもそも「質」とは?よくわかりません。どういった練習が質の良い練習なのでしょうか。
因みに。
シュフは、本番で緊張するタイプではありません。お師匠も、緊張を楽しめるタイプです。
そう考えると、量よりも質よりも何より、才能なのかなぁ…「才能」という言葉は大嫌いなのですけれど…
練習を沢山すれば、とか、舞台に沢山上がれば、克服出来るとかいうものであって欲しいです…
[長女ゆめ 「まずは、チキン根性を直せば解決するんじゃない?」…チキンはお嫌いですか…?]