のっけから物騒ですみません。
今、ショパンのエチュードOp25-9「蝶々」を練習しています。
そして、来週師匠以外の方が主催する発表会で弾かせていただく予定です。
この曲、そんなに難しいように聴こえないのですが、ショパンの曲だけあってやはり難しいのです。少なくとも、私の手には余る難易度です。それなのに、前回の師匠主催の発表会(8月)が終わってからすぐ練習を始め、2ヵ月で人前で弾くなどという荒技、ちょっと無謀すぎました(苦笑)
一応譜面はさらえるようにはなりましたが、速度を上げて弾くとミスタッチだらけ。しかし、楽譜には「♩=112」と書かれているのですよね。私は頑張って「♩=80〜90」位までしか弾けない。(「頑張って」というのがミソです。)この、速度約20の差をあと1週間でどうやって埋めよう…散々悩んだ挙句師匠に相談して、ゆっくりでも確実に弾いた方がいいという結論になりました。なので、私的には腹を括りました。…括ったつもりだったのです。
が。
「今やっている曲ってさ〜」
とシュフがおもむろに話かけてきました。
「今やっている曲、YouTubeとかで見てると、みんなもっと速く弾いてるよ?」
知ってます。ヒトによっては「♩=112」では収まらない速さで弾いていることも。そして、私の速度が遅いことも。
「でも、速く弾いて曲想を作れなくなるよりは良いじゃん。」半分は負け惜しみで言ったのですが。
それに気づいたか気づかなかったのか、シュフは更に、
「いや、速く弾いた方がいいよ。」
と無邪気にアドバイス?をしてきました。
それを聞いて、イラ💢っときました。速く弾けるならとっくにそうしてるわっ。散々悩んだ末の、あの速度なのに!自分の力量の無さは、自分が一番熟知しているわ!
…ホントは、熟知していたらこんな無謀な挑戦をしない、というのは脇に置いておいて(苦笑)
[五女そら のたうってどうにかなるなら私ものたうち回りたい]
本番1週間前のどうにもならない時期になって、役に立たない…どころか有害なアドバイス。しかも能天気付き。
久しぶり殺意が湧いた瞬間でした。
…その先の行動に出なかった私の自制心を褒めてやって下さい(苦笑)