最近、最寄駅始発の各駅停車の電車で通勤しています。
田舎とまではいかなくとも郊外ではある、我が最寄駅。とはいえ通勤時間帯の電車は、まず座れません。毎日辟易しながら通勤していたのですが。
1本だけ、始発で会社の最寄りまで直通で通える電車がありました。しかも、数分並ぶだけで確実に毎日快適に座って通勤できるのです。難点は、以前乗っていた電車より発車時刻が遅いことと、各駅停車なので、今までの倍近く電車に揺られるようになる、ということです。しかし、この電車にすると、起床時間は変えずにピアノの練習を30分しっかりやってから通勤できることと、電車の中でウトウトできるのは、ありがたいことでした。紙の勉強時間は削られますが、ピアノの引き合い会を控えている今は、ピアノの練習の方が優先されるでしょう。
…というわけで、最近はもっぱらこの電車で通勤しています。
が、たまに面倒くさい奴の隣に座ってしまうことがあり、その時は、ウトウトどころではなく、グッタリ疲れてしまいます。
以前は、帽子を目深に被り、視線を合わせないようにしながら、座っている推定30歳代後半〜40歳代半ばの女性。
腕をガッチリ組んで自分が場所を取っている失礼な奴なのに、少しでも肘に触れようものなら、裏手で叩いてくるのです。因みに私は自分の肩幅に逆らわない幅で、手を膝の上に組んでいる、いわゆるスタンダードな座り方です。身体もそれ程大きくないので、電車のイスの規定の幅に収まる程度です。
なのに、あまりにもパシンパシン叩いてくるものだから、
「何かご用ですか?」と、相手の顔を覗き込んで問いかけたら、ピタリと叩くのを止めましたが。
面倒くさいなぁ。と思った出来事でした。が、それ以来その人を見かけなくなったので、電車を変えたか、乗る場所を変えたのでしょう。
それから暫くは安寧に通勤していました。
ところが。
今日。
また、面倒くさい奴に遭遇しました。
今日のお相手は、推定20歳代半ば〜30歳代半ばくらいのバリバリメイクの綺麗なおねーちゃん。
最初は何事もなく平穏に座っていたのですが。
私が、自分の荷物をガサゴソやっていたら、気付かぬうちに彼女の膝の上に、鞄のヒモが乗ったらしい?…いや、多分太ももに触れただけみたいなのですが、
「ばん!」
と音がするんじゃないか、と思われるくらい思い切り私の膝に返されました。
(なんだ、コイツ…)
と思ったものの、私のヒモで不快に思ったのなら仕方ないと思い直し、その場では何も言いませんでした。
がその後、いつも通り私サイズのコンパクトな座りをしていたところ、何だかおねーちゃんの肘が当たるのです。チラリと隣りを見ると、両手でスマホを持ち、肘を張って操作をしているのです。隣りのおねーちゃんも背は高そうなものの、ワイドなタイプではありません。ワザと肘を張っているのは容易に推測できました。
失礼なヤツだとは思いましたが、色々なヒトがいるので、ことを荒立てるのも大人気ない…というか、面倒だったので、無視していました。
すると今度は、肘テツを喰らわしてきたのです。それも何度も。なので、さすがに腹に据えかねたので、でもケンカするのも大人気ないため、
「何か御用ですか?」
と、彼女の顔を見て声をかけました。
2回声をかけても視線を合わせようしないので、前に向きなおり、暫くぼーっとしていたら。
彼女は、自分の膝の上に乗せていた黒く小さな手提げと自分の身体との間に挟むように持っていた白い四角い飾りのような硬めの薄いバッグを勢いよくスライドさせ、
パン、パン、パン
と私の太ももを打ってきたのです。
あまりにも子供じみたやり方に、腹は立ったものの。同じ土俵に立つのも馬鹿らしいため、
「口で言えないようなことだったら、やめなさいよ。」
と、彼女の横顔に向かって冷静に言いました。相変わらず彼女はこちらを向こうとはしませんでしたが、そんなに小さい声ではなかったので、向かいに立っている数人がビックリしてこちらをチラ見していました。
追い詰めるまで遣り込めるのも後で厄介そうなのでそれ以上は言わず、私は降車駅までぼーっとしていましたが、彼女は私と反対側(長椅子の縁側)に、必要以上にひっついていました。それができるんだったら、小競り合いの発端となるようなことをしなきゃいいのに…というのは、私の正直な内心です(苦笑)
そういえば。
最初に出会った厄介ちゃんは、電車に乗る前には必ず先頭で待っていました。2列で待っているのでタイミングが悪く1番乗りが出来なかった時は、通りがかりに
パンパンパン
と、裏手で手を叩いて過ぎ去ることもありました。
今日の彼女の叩き方…
あれ?
以前の厄介ちゃんと、同じ…?
まあ、面倒くさい奴が2人も3人も存在するよりは、1人の方がマシかも知れません。
が、うーん…
悩ましい、出来事、というか、ホント面倒くさい奴でした。

[六女ゆき 「一時の旅の同行者に目くじら立てなくても良いじゃない。。」そうは言っても、彼女の望む通りに手を寄せたら、巻肩の症状が悪化するんですよね〜(苦笑)]