かねてからお話ししている、ソルフェージュの先生が、エルサ(※映画「アナと雪の女王」)ばりのブリザード体質だ、という件です。
catsinwonderland.hatenablog.com
先週末、とあるYouTube番組も運営しているピアニスト様から単発レッスンをしていただくチャンスがあり、指導していただきました。
レッスンを見ていただく前は、音大卒の先生(イメージ)のデフォルトが、ソルフェージュの先生であったため、少々ビビリながらレッスン室に行ったのですが…
エルサとは正反対!
私が理解できるように、言い方説明の仕方を丁寧に工夫して何度も伝えて下さる姿に、正直ホッとしました。
私があからさまにビビっていた姿を見て察したのか、(ぷっぷるちゃん傘下の先生達は、)「昔から気が強いヒトが多いんですよね…」と、呟いておられました。
そのピアニスト先生曰く、
「音大の先生で、(ぷっぷるちゃん傘下の先生たち程)厳しい先生は居られなかった」
そうです。受験準備のためについた先生ですら、ぷっぷるちゃん傘下の先生たちのような厳しさの先生は、居られなかったそうです。ま、中には厳しい先生も居られるのかもしれませんが、ごく稀…?少なくともピアニスト先生は、そういう先生には当たらなかったそうです。
ピアノは芸事。芸事は、昔から技を伝授する為に無用な厳しさを課すのも指導の一環。これに耐えられたヒトだけが、一廉の手練師になるんだ。と、思っていた私は、(あのブリザードに耐えられない私は、そもそもピアノに習熟する資格はないのかも…)と、自分自身の可能性に蓋…はしませんが、少々マイナス思考気味に考えていたのですが…。
(そうだよね〜。無駄に厳しくして、無駄に萎縮させて、生徒が伸びる、と思っている方がおかしいよね〜。)
今は、音楽にしてもスポーツにしても指導法が学問として確立していて、一昔前の根性論は意味が無い。…どころか、下手をしたら体罰・パワハラ認定されますもんね。
私が子どもの頃、スポーツ指導者は、「喉が渇いても水を飲むな」からはじまって、自分の思う通りに子どもが動「かない」動「けない」と「腕立て伏せ100回」とか、「グランド10周」とかの罰を課したり、殴ったり蹴飛ばしたりしていましたからね。親も教師も、「しつけ」と称して、子どもにゲンコツをくれたりしする時代でしたから。本来は、暴行罪、傷害罪の構成要件に該当する行為なのに。
威圧威嚇をしても、「怖い」から動くだけで、自分自身の意志で工夫努力をしないから成長は遅いし、やる気も削がれるのですよね。その環境下でも伸びたヒトは、何らかの脳内変換をしてアドレナリンを放出させることができたのでしょうが、そのヒトの足下に、適切に指導したらそのヒトよりももっと飛躍出来たであろうヒトの屍が沢山転がっているのだろうなぁ。
生徒が何故そのような状況状態になっているのかを考察し、上手く導いていくのが師の役目だと思うのです。私も、ぷっぷるちゃん傘下の先生方も、「特殊な分野だから」根性論・威嚇指導を「是」若しくは「やむなし」とする古い考えをアップデートしないと、ですね。スポーツや芸事は、楽しくないと、ですからね。
と、自省すると共に、ちょっと…いや、かなりホッとした出来事でした。
[四女むぎ 「自分から求めれば、上達も早いんだからね。」なる程。だから、むぎちゃんはオヤツを貰える率が高いのですね(笑)]
↑「愛を叫ぶ」勇気は、ありませんでした(苦笑)