朝から、五女そらが三女ちょこを追いかけていました。そして、ちょこの逃げた先には、六女ゆきが待ち構えていました。
そらとゆきは、こういった連携プレイをするのが大得意です。生まれる前から一緒にいたせいでしょうか。いつもターゲットにされるちょこが気の毒です。
[三女ちょこ ツインズから追いかけ回されて疲れている。]
そう言えば。
凶悪ツインズ(そらとゆき)は、執拗にちょこばかりを追いかけて回します。たまに長女ゆめや四女むぎにもちょっかいをかけるのですが、ゆめは小娘達を相手にしないし(苦笑)、あまりにもしつこい時には「シャー」と威嚇して通り過ぎます。
[長女ゆめ 長老の貫禄漂う(苦笑)]
むぎに至っては、「シャー」は勿論、時には尻尾を膨らませて反撃しますからね。何せ、彼女は「元祖ギャング」(笑)。ツインズも「むぎに手を出すとケガをする」と学習したようです。
[四女むぎ この顔に騙されてはいけない(笑)]
ツインズは無謀にも、体格差約4倍の犬娘まろんにも攻撃をしかけます。体格差がありすぎるので、そらやゆきがまろんの体幹に攻撃を仕掛けても、まろんの方は、
「ん?何かあった?」
程度。蚊や蝿が止まった程度の衝撃のようです。時にはスルーされることすらあります。たまに鼻先にヒットした時には、さすがに慄いていますが、そんなクリアヒット系の攻撃は滅多にありません。
[犬娘まろん 猫よりも人間が好き]
ちょこは、ゆめやむぎのように反撃したり威嚇することはありません。たまに、身体を縮めて「ウー」と低い声で唸ることはありますが、猫語的には「嫌、近づかないで」という意味で、ちっとも攻撃や反撃にはなっていないようです。
なので、ツインズにとっては、格好の獲物になってしまっている模様。追い込んで迎え撃つなんて、猫科の獣の常套手段じゃないですか。
[五女そらと六女ゆき 家猫モードversion]
遊びたい盛りのツインズですから、ホンニンたちは遊んでいるだけなのかもしれませんが、追いかけ回される身はたまったモノではありません。
シュフも私も、気がついた時にはツインズの暴走を止めてはいるのですが…
これって、イジメの構図なのかな。ツインズに「やめろ」といっても聞かないし、悪いことをしている自覚を促すのも難しいし、そもそも動物世界では悪いことなのかも分からないし…
かと言って、ちょこに「反撃しなさい」と言っても、「しない」ということは彼女の個性であり良さであるから、仮に強要できたとしても強要できないし…
ちょっと気が重くなります。
ところが。
今日ではないのですが。
10日位前かな。ツインズがリビングで、いつにも増して大騒ぎしながらちょこを追いかけて追い込み、あと少しでツインズの手がちょこに届く、という間合いまで詰め寄ろうとした時。
いつもは高見の見物を決め込んでいるむぎと、我関せずのゆめが、ちょこの背後にすとんと降り立ち、ちょこを間に挟む形でツインズに相対したのです。そして、双方しばらく見合い、緊張が高まったところでツインズが各々別の方角に目を逸らし、その場から離れました。
猫の世界では、先に目を逸らした方が負けなんだそうですね。
それを見た時、何か、えも言えない感動を覚えました。
猫は超個人(猫?)主義で仲間意識など存在せず、自分に害が無ければ他のことには興味がない…と思っていましたが。意外と仲間意識があり、ホントにピンチの時には助け船を出すものなのだ。
うちの娘たちを見て、新たな発見でした。
猫コミュニティ、侮りがたし、です。