10年来面倒を見てくださっているピアノのお師匠曰く
「慣れ、ですね。」
ソルフェージュの先生曰く
「諦め、ですね」
慣れと諦め。
どちらも私は持ち合わせていないものです。
特に、諦めは。
諦めたつもりでも、無意識下では諦めていないのです。本番の直前いや、最中であったとしても、諦めてはいない。少しでも上手く聴こえて欲しい。1ミリでも。「欲」と言い換えても良いかもしれません。
この「欲」という諦めの悪さ。努力が伴わないと手酷いしっぺ返しを喰らいます。自分はロクに努力をしなくとも、それなりの成果を得られる…という妄想の下、戦場に赴く。見事な戦死…ではなく、単なる犬死にですね。犬には申し訳ない言葉ではありますが。
犬死にしないためには、弛まない訓練しかありません。頭の中が真っ白になっても、無意識のうちに身体が機械的に動くようになるまで。それが本当にしんどいし、辛いのですけれどね・・・
実力以上に弾けることはありません。それを肝に銘じないと。
毎日、通勤の行き帰りにプロの演奏をイヤホン越しに聴いています。プロは、私からすると、どのヒトも完璧。音楽性の方向性はヒトそれぞれ様々であり好みはありますが、それぞれの異なる方向性の中では完璧。プロは、その境地に至るまでに、私の何千万倍の鍛錬を積んでいるのです。それでも、もしかしたら、ご本人からしたら、「これ以上の完璧は無理」とは思っていないかもしれませんね。もっと先、もっと上がある、と思っているかもしれません。だから、更なる上を目指して鍛錬を続けられるのかもしれません。
強欲な私にはやっぱり「諦め」ることは無理なので、「慣れ」の方で、頑張って行こうと思っています。まずは、近くの駅ピアノから。
次は絶対、消化不良では終わらせない。
・・・やっぱり、欲深い、と思います(苦笑)
[四女むぎ モフられて気持ち良さそうです。私も、舞台で快感を感じられるようになりたいです・・・]
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